和文組版
HTML から PDF を作る道具は、日本語の扱いをブラウザから引き継ぎます。それはたいてい ほとんど正しい、という状態です。行末が始め括弧で終わる。小書きの仮名が行頭に来る。 縦組みはそもそも使えない。Compose PDF は日本語を既定の場合として置き、そこから 世界の残りを扱います。
禁則処理は既定で効きます。 行頭に置けない文字 — 終わり括弧、小書きの仮名、長音記号、 句読点 — は前の行へ引き戻され、行末に置けない文字は次の行へ送られます。和文と欧文が 混ざった文章は、混在の両側で正しい位置に割れます。
**和文の均等割りは文字と文字のあいだで詰め伸ばしします。**たまたま行にある少数の欧文の 語間だけを引き伸ばすことはしません。
**孤立行(ウィドウ・オーファン)は制御されます。**段落の1行だけがページの先頭や末尾に 取り残されることはありません。
テキストボックスで**縦書き(右から左)**を有効にすると、段落は右から左へ流れる行として 組まれ、縦組みの日本語が必要とする字形の置換が当たります。縦中横は、その縦書きの中に 短い横並び — 2桁の数字、略語 — を正立させて置きます。
ルビはスパン単位で付くので、行全体ではなく文中の1語に振れます。ルビは横書きで使えます。
すべてのテンプレートから、レギュラーとボールドのフォントカタログを使えます。
- 日本語 — Noto Sans JP、Noto Serif JP、BIZ UDPGothic
- その他の CJK — Noto Sans KR、Noto Sans SC、Noto Sans TC
- 欧文 — Inter、IBM Plex Sans、JetBrains Mono
- 絵文字 — Noto Emoji
各フォントはフォールバックの連鎖を宣言し、フォールバックは1文字ごとに解決されます。 漢字を持たない欧文フォントは、同じ行の中でその文字を日本語フォントへ渡し、それでも行は 正しく計測され正しく割れます。文字の整形は本物のシェーピングエンジンを通るので、 合字・カーニング・縦組みが依存する置換は、近似ではなく実際に適用されます。
フォントはサブセット化して PDF に埋め込まれます。これらのフォントが1つも入っていない 機械でも同一に描かれます。文書ではなく PDF を送ることの意味はそこにあります。
- ルビは横書きのみです。
- **行の中では左から右へ組まれます。**アラビア文字やヘブライ文字のような右から左へ書く 文字体系には対応していません。
- **フォントは上のカタログから採ります。**スタジオが提供するのはそれで、ファイルに 埋め込まれるのもそれです。
- **行分割はエンジンが決めます。**選んだフォントで文字が実際にどう計測されるかから決まる ので、フォントや文字サイズを変えると分割位置が動くことがあります。